初心者に覚えてほしい、ブーツの種類と選び方のポイント!
いきなりですが、わたしが使っているブーツはこちら。
BURTON(バートン)のEMERALDというブーツです。
写真にもありますが、購入したのは22.5cm。私の足のサイズは両足とも約21cmなので、本当なら22cmあたりが理想ですが、22cmを取り扱っているお店がほとんどないので、これで我慢。
幸いなことにBURTONは細身なつくりなので、22.5cmでも大きいという感覚はないし、滑りにくくはないので、良しとしています。大切なのはサイズ表記ではなく、自分の足に合うかどうかですので。
ということで今回は、ブーツの選び方で気を付ける点などを紹介してみようと思います。
ブーツの種類
現在は大きく分けて3種類のブーツがあるので、簡単に説明します。
何の違いで分かれているのかというと、紐の締め方です。
各々の特徴は後述しますので、店頭で試着してみて、自分の好みのものを選ぶのがいいと思います。ポイントとしては、履くことが苦にならないものを選ぶこと!
レースアップ
一般的なスニーカーと同じように、自分で紐を結ぶタイプのブーツ。
画像引用:BURTONオンラインストア
今では販売されているのをほとんど見なくなってしまいましたが、レンタル店などでは未だにこのタイプを使用していることが多い印象。
GOOD:締める強さの調整が細かく行える
BAD :紐の締め上げが大変 ⇒ 力が必要なので、女性にはやや大変
2か所で引っ張って締めるタイプ
これは各メーカーが各々のシステムで使用しているのですが、例えば私の使用しているBURTONでは、「スピードゾーンレーシングシステム」とう名称。
写真の赤丸のところに小さな突起がありますが、この突起は足の内側と外側の両側についています。そこに引っかかっている紐を引くことによって、外側を引くと脛、内側を引くと甲にかかる紐を、それぞれ締めることができる優れもの。
前述のように、各メーカーから同様システムのブーツが発売されています。
基本的には同じ原理ですが、引く部分の作りや引いた紐を収める方法、緩めるときのロック解除の方法などは微妙に違うので、その違いも確認しておくのがおすすめ。
より自分に合った仕様のものを選べるといいかと思います。
ダイヤルを回して絞めるタイプ
ダイヤルを回して絞めるというシステムは、Boa®クロージャーシステムといい、一般的に「Boa」と言われます。
紐の代わりにワイヤーが使用されており、ダイヤルを回すことでそのワイヤーを締め付けるといったものです。
Boaシステムの開発元会社があり、そのシステムを利用しているということになるので、このシステムのブーツは、メーカーが違っても一様に「Boa」と呼ばれます。
画像引用:BURTONオンラインストア
赤丸のようなダイヤルが足の両側にあるので、それをまわして、脛と甲をそれぞれ締めます。ロックの解除は、脛にある青丸で囲んだダイヤルを使用します。
【注】ワイヤー(紐)が切れるのは、もちろん他タイプのブーツでもあり得ることなのですが、わたしの体験として、いままで一緒にいる友人などで一番その頻度が高かったのが、Boaシステムでした。
ちなみにこのBoaシステム、今では一般の靴にも採用されているようで、決してスノーボードブーツだけのシステムではないようです^^
サイズ選び
さて、ブーツの種類が分かったところで、サイズ選びです。
まず言えるのは、サイズで妥協しないこと。
そしてしっかり試着をしてベストなサイズを見つけること。
足のサイズを確認しよう
今はどこのショップ(プロショップや、正規取扱店として販売している量販店)でも、足のサイズを測る道具があるはずなので、一回はそれで確認してみるのがおすすめ。
自分で思っているよりも裸足は小さいものですよ、本当に!
キャプチャ元:Deeluxeサーモ成型ムービー(ロングバージョン) - YouTube
▶(メインブログ) アシックスウォーキングで足形計測してみました - 凛と柔く
片っ端から試し履きをしよう
ブーツは様々なメーカーから発売されていますが、それぞれ基本にしている足形が違います。そしてモデルによっても、その足形やインナーの作りが違ったりします。
なので、自分の足にピタッとくる、履いていて痛いところや違和感のないブーツを見つけることが大切。
そして、合うブーツを見つけたら、今度はそのブーツの在庫もいくつか出してもらって、店頭に出ているものと履き比べることができたらベスト!
なぜなら、店頭にでているものはすでに多くの人が試着していたりして、若干クセがついていたりするし、実はブーツ個体によっても微妙にフィット感がちがうもの。
時間に余裕があるのなら、店員さんに頼んでみるといいかもしれないです。
もしも時間の余裕がない場合は、店員さんが「新しいの出してきますね~」なんて言って持ってきてくれたものだけでも、フィット感の確認をするといいと思います。
そして、試着の際に確認するポイントもいくつかあります。
簡単に項目だけ挙げておきますね!
①ショップで貸してくれる、スノーボード用のソックスを履いて試着する
②ブーツを履いて立ち、フィット感を確認
→普通に歩いたりしてみて、その状態ですでに痛い部分があるものはNG
③滑っている時のように、つま先とかかと交互に体重を乗せて、フィット感を確認
→つま先が痛かったり、かかとが大幅に浮くものはサイズが合っていないのでNG
→動かすことで痛い部分がある場合はNG
試着時にチェックするポイントは、ちゃんとしたショップなら店員さんがアドバイスしてくれるはず。そのアドバイスに従って、確認してみてください。
ブーツの硬さ
さてこの項目、結構大切です。
たくさん試着をしていくとわかるのですが、ブーツはそれぞれ硬さか違います。
硬いってどういうこと?という方は、例えば、ゴム長靴とエンジニアブーツの違いを想像してもらうとわかりやすいかもしれません。それぞれを履いたときの、足首の曲げやすさの違い、脛部分の硬さの違いなんかをイメージしてもらうといいかと。
スノーボードのブーツでも、その部分の硬さの違いがあるのです。
一般的には柔らかいもが初心者向けとして紹介されています。ですが私としては、個人の好みと身体能力の差、そしてライディングスタイルで、合う合わないが出てくると思います。
※ライディングスタイル:滑るときにどんなことをするか・したいかの意
たとえば、初心者でも脚力がある人、足首が柔らかい人は硬いブーツでもいいと思う。
ちなみに私は、あまり脚力がないですし足首も硬いので、歴の長い経験者ではありますが、若干柔らかいものを選んでいます。
逆に夫の場合は、脚力が強いうえに、地形遊びをするため踏み込む力や体重のかけ方も激しいため、柔らかいブーツだとすぐヘタるようで、硬いものを選んでいます。
このように、硬さって自分のポテンシャルを100%発揮するために重要な要素です。
とはいえこればかりは経験しないとわからないため、初めて買うときには判断し辛い部分かもしれないです。信頼できる経験者や、店員さんのアドバイスを参考に選んでみてくださいね。
最後に
実はまだインソールという重要な要素もあるのですが、今回はこれぐらいに。
初心者の時は、何をどう選べばいいのかわからないのが現実。私もわからなかったので、経験者である知人に同行してもらい、アドバイスをもらいながら選びました。
一度購入して使ってみると、様々な合う合わないに直面するわけですが(試着だけでは100%わからなかったりするのもです)、それもまた勉強と捉え、次の買い替え時の糧にするわけです^^
たとえ数回使って合わなかったとしても、今はフリマアプリやヤフオクなどでリセールすることもできますので、その売れたお金をを元手に、新たな自分のパートナー=道具を探してみるものアリだと思います!
それでは、楽しいスノーボードライフを!!
この記事は、管理者のメインブログ:凛と柔く で2016年9月30日に初公開したものです。当ブログへの移転に伴い・加筆修正を行っています。
2018 BURTON バートン ブーツ SUPREME Black サプリーム 17-18